それはどうでしょう?
[2004/02/17 (Tue) 15:32:09]
[投稿者: ふぇら〜り伊藤]
- >セルごとの重量を0.1g単位で計測し、近いものでパックするとマッチドバッテリー
>が作れるとの記事を以前どなたかのHPで見た記憶があります。そんな簡単なことで >良いのかと思いますが、要するに同じ銘柄であればセルの性能は内部物質の密度で >決まるので、重量を揃えると単セル特性も揃うということでした。
簡便法として考えれば分からなくてもないですが、あまりに乱暴すぎて そんなもんマッチドバッテリーとは呼べないと思います。 もちろん「選りすぐる」という意味では「マッチド」なんでしょうが、 そんな言葉遊びしてたって、しょうがないですよね。
品質を均一になるよう製造した「結果」として同じ重量になることは当たり前ですが、 重量が同じだから容量も一緒、という「逆もまた真」ではないでしょう。 中身が単一の材料ならそういうことも言えるでしょうが、 バッテリーというのは、正極、負極、電解液の取り扱い次第でかなり変わってしまいます。 いわゆる、製造月ごとの品質のバラつき、というのも、その時その時の 工場内の気温の違いによる密度の差とか、混合する物質のわずかな品質や温度の違いとか そういうところで出てくるわけで、そういうのを大ざっぱにまとめて 「重さが同じなら容量同じ」とは到底考えられないでしょう。
繰り返しますが、マッチング作業の結果で得られた似たような特性のセル同士が 結果として同じような重量だった、というのはあり得ると思いますし、 そもそも重量だって品質のひとつですから、一定の範囲に合わせ込んでくるのは メーカーとしては当然のことでしょう。 同じ60g規格のセルが±2gもバラついたら、58gと62gじゃあ6%も違ってくるわけで そんなに食い違ったらかなり問題ありますよね。 普通は60g±0.5gくらいに収めようとするでしょう。
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