Re: トルクスプリッターとフロントワンウェイ
[2005/02/10 (Thu) 22:56:14]
[投稿者: ふぇら〜り伊藤]
- >硬いバネを使うとその分ハードスプリングならもっと硬いものになり跳ねてしまうのでしょうか?
>それともスペーサーをたくさん入れなくても良いくらいの微妙な硬さを持ちつつも >ミディアム、ハード、ソフトの特性ももったスプリングセットということでしょうか?
路面やタイヤにもよりますから一概には言えません。 もっと硬いスプリングを使っても良いのなら使えばよい、ただそれだけです。 ひとつ言えるのは、TA-03用のスプリングは当時のタイヤ、つまり 「スーパースリック」レベルのコーナリングGに合わせて用意された硬さであって、 その後に出たファイバーモールドタイヤや、現在主流のミディアムナロータイヤが発生する 横Gには普通は負けてしまうはずだ、ということです。 過大なロールが発生するはずですから、普通はもっとバネを固めたくなるはずです。 その必要を感じないなら、それで構わないです。路面グリップが低いということでしょうから。
>お店でop.440「オンロード仕様ハードスプリングセット」を見かけたのですが、 >現状のスーパーローフリクションダンパーに付いていたスプリングがハードだった為、 >これ以上硬くなったら跳ねすぎて走れないと思い購入しませんでした。
バネとグリップとの関係は
柔らかすぎ・・・・・適切・・・・・硬すぎ グリップ低い〜グリップ最高〜グリップ低い
という関係ですから、硬すぎても柔らかすぎてもタイヤの性能を最大限に発揮することは できません。バネを思いっきり硬くしてグリップを落とす人もいますし、逆もいますが、 バネを思いっきり硬くしてグリップを失わせる場合、タイヤの磨耗がツラくなります。また、 縁石などへ乗り上げた時の挙動の点でも不利です。
ですから、グリップバランスを調整したい場合は一般的にはダンパーを柔らかくして グリップを逃がす方向が正解です。が、これも一概には言えません。何事もバランスです。 要は、自分のイメージ通りにクルマがスイスイと動いくように作ればよいのです。
セッティングというのは「べき論」だというのが自分の持論です。 「**であるためには**であるべき」ということの積み重ねです。 そこから出てくる要求に合わせていくのがドライビングテクニックです。
#空力を最高に高めるためには姿勢を安定させたい、だからロールは欲力減らしたい、 #ダンパーは硬くしたい、そうすると縁石に乗っちゃダメ、 #じゃあ絶対ミスらないように走ろう、 #とかいうつながりですよね・・・ちょっとこれは単純すぎる例ですけど。
テクニックがなければ、「***であるべきなんだけど、ここで妥協しよう」というわけです。 ウデがないから、舵角を増やさざるを得ない(ピクピクのクルマを御せないから)とか、 アンダーステアのクルマを(スロットルワークで)曲げられない、とかですよね。
もっとも、こういう話はカツカツレースの世界なんで、 TA-03にはちょっとふさわしくないと思いますけど。 いろいろいじって楽しもう!・・・ってとこでいいんじゃないですか?
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