Zippoオイルはベンジンです [2005/01/16 (Sun) 02:26:53]
[投稿者: ふぇら〜り伊藤]

白金カイロの燃料とまったく同じ、高純度のベンジンがジッポーオイルの正体です｡
（確か昨年、ジッポーから、そのものズバリの白金カイロも出ましたよね｡余談ですが）

ベンジンを塗料に混ぜたことはありませんが、昔は安く簡単に手に入る溶剤が限られていたので
両面テープの前処理（脱脂）などによく使っていました｡樹脂はほとんど侵しませんが、
もともと引火性は強いので要注意ではあります｡刺激臭も結構ありますし｡
確かアセトンやアルコールと同様、水溶性だったんではないかと思います｡違ったかな｡
基本的にはゴムというより、レジンを溶かす感じですよね｡

レジン分の多いタイヤの表面をベンジンで拭くと、
かなりベッタリ溶けてワイピングクロスに付着します｡
揮発性も高いので、ゴムに残留して走行中のグリップ維持に寄与することはありません｡
あくまでもトレッド表面の荒れを修正するクリーニング＆コンディショニング効果が主です｡

確かに、タイヤを溶かすわけですから、タップリ塗れば
それなりにトレッド表面を溶かして柔らかくすることは出来ます｡でも、
今は温度別にコンパウンドがあるし、ヘタに薬剤で柔らかくすると
そこにフラットスポットが出来てしまうことが多いので、
ベンジンはあくまでもタイヤクリーニング用に留めておくのが正解だと思います｡
揮発性が高いので走行直前の大量使用はタイヤ温度を下げてしまいますしね｡
「グリップ剤」として使うのはちょっとどうかな・・・と思います｡