RCTタイヤ研究室
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タイヤのグリップダウンについて [2005/05/12 (Thu) 10:33:06]
[投稿者: M2005]

諸先輩方、よろしくお願い致します。
タイヤのグリップダウンについて素朴(?)な疑問があります。
新品タイヤから走り出して、3パック目ぐらいまでは
非常にグリップが高くコーナーでの挙動も安定しているのですが
使い込んで10パック目ぐらいになると、リアが滑ったりフロントの入りが
悪くなったり、明らかにタイヤのグリップが低下してきます。
使い古しのタイヤを切って破断面を見たのですが
タイヤの厚みって2mmもないぐらいの薄さでした。
タイヤの製造方法の詳細はわかりませんが、恐らく
原料となるゴムに様々な添加剤を混ぜて、焼成していると思うのですが
このわずか2mmの厚みの中に、成分の不均一な状態が
あるとは思いません。新品時のタイヤの表面層と
数パック走って磨耗した層とで
どんな違いがあってグリップが変化するのでしょうか?
夏場の高温な路面を走行してタイヤ温度が50〜60度に上昇した場合は
タイヤの成分(オイル成分)が揮発するとか、ゴム分子の分子間結合力が
弱くなって路面とのひっかかりが弱くなるとか
なんとなく想像はできるのですが
室内サーキットなど、走行前後でタイヤの温度上昇が少ない場合でも
数パック走行すると、確実にタイヤのグリップは低下してしまいます。
タイヤのグリップが低下するということは、タイヤの表面、厚みの層に
どのような変化が起こっているのでしょうか?