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さて、ひととおり概論をまとめたところで、この時代のタミヤキットのウリであった、
リアルなボディーワークをたっぷりお楽しみいただきましょう。
それではどうぞ!
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ちなみに、撮影に使われたこの個体は、確か2001年の池袋東武のタミヤ・モデラーズギャラリーで
展示即売されていた「催事展示用モデルの放出品」を筆者が運良くゲットしたものです。
まさしく門外不出のファクトリー謹製モデル(笑)。さすがにタイヤはかなり劣化していますが、
こんなもん、今なら復刻ホーネットのタイヤに換えりゃいいので問題ナシ!
塗装は製作課の手になるだけに、XBなんかメじゃない仕上がりです。しかしナゼか、
カタログのキット標準塗装(黒ベース)とは異なるカラーでの塗装になってます。むしろこのほうが貴重!?
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リアルさを演出する防護ネットや、ネットをロールバーに結い付けているヒモ(銅の撚り線)
は、後で別途入手した取り説を見ると、すべてキット同梱品であることが判明。
スケールモデルばりのコダわりには驚かされました。ディテールアップの
コダわりっぷり、という点では、タミヤのRCモデル随一のデキと言えそうです。
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リヤ側のボディキャッチはアルミ製のルーフの裏側に設置され、
ロールバーに噛み合う格好になっています。外し方はご覧のとおり、レバーを押すだけと簡単。
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ボディ裏側を見ると、どうやら成型色はホワイトのようです。
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コクピットの防護ネットは設計段階から銅の撚り線で結わえるようになっていることが、ボディ部品に開けられている穴からも分かります。
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さすがに数多くの展示をこなしたと見られる個体だけに、左側ラジエターのルーバーフィンが一部折れています。
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普段、筆者は「RCは走らせてナンボ」と説いていますけど、このモデルに関しては、なんだか、
走らせるのがもったいない! という感じですね。ディスプレイするだけでも十分楽しめる
重厚さは、あの4x4「トヨタ・ハイラックス」にも劣らないと思います。
コレがレース用モデルだ、っていう激しい矛盾に、嫌が応にも「時代」を感じさせられます。
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