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結局、リヤダンパーはツーリングカー用を諦めてキット標準に戻してしまいました。
バネ的にもストローク的にも、コレが一番マトモだなぁ、と判断した結果です。 ただし、ダンパーの取り付け方法を変更しました。通常とは逆さまにダンパーをマウントしたのです。 狙いは前ページとはちょっと違って、「オイル漏れ対策」がメインです。そう、ホーネットのダンパーって オイルシールが甘いんで、すぐ漏れてスカスカになっちゃうんですよね。 ダンパーケースをアクスル側、つまり「バネ下」に持ってくるレイアウトは、サスの動きを鈍くするので 一般論としては走り的には不利なレイアウトです。しかし実は、オイルシールが甘いダンパーを使わざるを 得ない場合には十分にアリです。なんと言っても、昔のホンダRA-272 でも採用していたくらいですからー!アリアリです!! |
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ダンパー取り付け位置は、前ページのコンセプトを継承して、ノーマルより格段にしなやかな挙動を 目指しました。ガタを減らし、錆び対策としてチタン皿ビスをおごっているのはご愛嬌 | |
ダンパー取り付け部にはキット標準のカラーを挿入、裏側にはOリングを入れて枕としています。 5mmピロボールは完全に「お役御免」なんですが残してます |
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通常とは向きが逆になっているので、シャシー側の取り付けにはひと工夫要ります。 ダンパーエンドを5mmピロボールナット+CVA/ローフリ系ダンパーのV部品に変更して、 キット標準バネをやや強引に止めています。まぁ実用上は問題ありません。この状態で、 アウタースペーサーの追加などなしで、ちょうどいい車高とバネの硬さを得られました。 | |
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モーターには放熱対策としてTB-01用optのアルミヒートシンク(op.399、本体価格550円)を 装着しています。サイズ的にちょうどいいので。フィンを下に向けないと装着できませんが | |
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前ページからもうひとつ「進化」したポイントがこの「スタビ」の追加です。 とにかく、ローリング機構側のバネを強くしないことには「ピョコピョコ」の根本的な解決にはならんよね、 ということで、いろいろ考えたあげくに思いついたアイデアです。 | |
何がアイデアか、って、まぁ説明を読んでください。 「誰でもカンタンにできちゃう」という点こそがミソなのです。 |
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構造は非常にカンタンです。ローリング機構の支持パーツにモールドされている凹みと スプリング固定用のピンを 巧みに利用するので、必要な加工は「パーツのカドにスタビバーを通す穴(2〜3mm)を開けるだけ」 カンタンでしょ? | |
使用するスタビバーも、「まっすぐな棒材」でOKなので誰でも入手は容易なはずです。 ちょうど、一直線上にギヤボックス側のローリングシャフトが来るので、しっかりガタなく スタビの機能を果たしてくれます。これなら、キット標準のヤワなスプリングはもう不要です。 | |
キット標準バネよりも太い線を通すので、この部分はカッターやニッパーで 削り取っておくと良いです。 | |
スタビの材料としては、形状がドンピシャで加工が一番簡単、ということで op.442「TA04カラースタビライザーセット(リヤ)」 を使いました。メーカー在庫は終了しつつあるようですが、まだまだ流通在庫はありますから、これから入手しようと思っても チョット努力すれば大丈夫でしょう。TA04の中古に付いているケースも多いでしょうしね。 | |
加工方法は写真をマネてください。単にペンチか何かで「切るだけ」の加工です。 カンタンでしょ? | |
できあがり! もう1個も反対側を使って切り出します |
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この切り出したスタビバーを使うと、あ〜ら不思議、このようにピッタリと ホーネットのギヤボックスに絡み、そう簡単には脱落しません。 | |
「バーがクルっと回ったら引っ掛かりがなくなって抜けちゃうじゃないか!」っていうこともありません。 そのために先ほど、「先端のクランク」を残した状態で切り出していたわけです。この写真をご覧になれば、 「クランク部分」がシャシーに引っ掛かってスタビバーが勝手にクルクル回らないようになっていることが 理解いただけるでしょう。だからスタビバーとギヤボックスの引っ掛かりが外れることはまずありません。 実走でもまったくノートラブルです。 | |
シャシー右側はこんな感じ | |
・・・というわけで、本当にカンタンな改造なんですが見違えるようにカッコ良く、しかも良く走る
ホーネットに生まれ変わることができました! ホーネットのオーナーさんはぜひ試してみてください!!
RCTでは、今後もこういった「ちょっとひと工夫で走り激変」みたいな改造例を積極的に ご紹介していきたいと思っています。まぁ最近のクルマは良くデキ過ぎていて、 なかなかそういうアイデアが必要とされない、って事情がありあすので、次のネタがどんなものになるか 皆目見当がつきませんが・・・。 (おわり) |