(posted on Apr 7, 2006)
(updated on May 11, 2024)
タミヤRC製品・即買いカタログ
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ポルシェ956/トヨタトムス84C(3)
レーシングマスターMr.5〜Mk.7




さて話が後になりましたが、筆者が今回組んだのは、こちらのキット(Mk.6)です。 2003年頃にオークションで後述のトムス85C-Lボディ付きで2万円くらいで入手していました。

956のボディはスペアパーツとして結構オークションでも入手しやすいはずですが、 トムスのスペアボディってなかなか出てきません。でもトムスのキットはオークションに結構出てきます。 しかも定価が安いので相場も2万円程度と956よりリーズナブルです。キットを買って956のボディだけ 入手する、というのもコレクションの方法としてはいいかもですね。
ボディ以外の部品がほとんど入っているブリスターパック

ギヤボックスはダイキャスト製で素材としては重いんですが、非常にコンパクトなので結果として バランス良くまとまっています。ベアリングも6個は最初から付いてきてます(分解が面倒なリヤの軸受け&デフ回り用)

ベアリング入りの540モーターは、sp.214「956スピードコントローラー」の端子が最初から組み付け済みの特製品なので、 Mk.6/7専用に生産されたもの、と考えられます。

前ページにも書いたとおり、モデル末期のスピコン端子のFRP板材の色は ナチュラル(ガラス分が多い基盤用FRP材なのでのでほぼ白)なので、黒いタイプはモデル初期のロットと思われます。
キット同梱のトムス84Cボディ。

ドライバー人形も付いているので、いずれディスプレイ用にちゃんと塗装したいですが、 今回のアップにはとうてい間に合いませんので「宿題」としておきます。
さてこちらはちょっと形が違います・・・
そう!コレこそ、いまや激レアの純正ボディパーツセット
「トムス85C-L」(sp.260、定価2500円)です。

この当時はまだ「ホップアップオプション」という設定がなく、RCのパーツは基本的に すべてsp.系列(Item 50xxx)に集約されていました。当時はそれなりに売れたハズなんですが、 何しろボディというのは消耗品ですし、売れたといっても当時の販売数はユーザー数からみて 今の比ではないでしょうから、オークションでもマクラーレンMP4/5Bよりもさらに出品事例がない アイテムになっちゃってますよね。筆者も当時はRCから離れていたので、 現物を目にするまで、モデル化されていた事実すら知らなかったくらいです。
もともと個人的には未来的なフォルムが一段と強調されたル・マン向けのC-L仕様のほうが好きですが、 タミヤの85C-Lボディでは、リヤウイング回りも含めて、かなり凝ったディテールが再現されています。 各部のエアインテークだけでなく、ボディの輪郭から全面的に作り直されています。 当時のポリカ素材(現行のものよりかなり硬い)の延性の問題からか、 84Cのボディ造形、特にリップスポイラーやリヤウイング翼端板の処理はかなりヤボったいので、 この85C-Lのリアルな造形を見たときは余計にウレしかったです。「ヤレばデキたんじゃん」みたいな。






筆者がたまたま入手した85C-Lボディは、 純正ステッカーは付いていましたが(あのレイトンハウスのロゴまであったのには感激!) リヤウイングはなく、ボディはカット済みの未塗装中古、という状態でした。別パーツでブリッジ状のリヤウイングが 実物どおりに再現できるとサイコーなんですが、キット状態でそのような設定があったかどうかについては、 まだ不勉強で分かっていません。当時のカタログを見ればいいんですが、資料不足で・・・。 実走行ではトムス84C共通の別体式リアウイングを使うので、この形状のほうが都合がいいことは確かですけどね。
(071207update)

このボディを入手した1999年9月頃の記録が出てきました。レイトンハウスカラーのステッカーも懐かしい!
(写真をクリックすると拡大します)
トムス84Cのサイドビュー

こちらは85C-L。翼端板を兼ねるリヤウイングステー形状の違いがハッキリ分かります。

非常に厚ぼったく硬い素材を使っているにもかかわらず、エアアウトレット付近の造形は かなりシャープでリアルです。84Cと85C-Lの違いも細かく再現されています。




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