TB Evolution III(その2) |
<15>サーボセーバー リンケージは、キット取り説では中央の穴を使うことになっていますが、 ステアリングワイパーのピロボールと高さを水平にしたいのと、シャフトとリンケージの干渉を避けるため、 あえて外側の穴を使用しています。 もちろんニュートラルは外側の穴が垂直になるように合わせておきます。 見た目上、直進時にサーボがステアしているようになりますが気にしない気にしない。 |
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久しぶりにハイトルクセーバーを組みました。以前は気にしていませんでしたが、
現在の要求水準からすると、各部のガタが大きい感じがしてきましたね。
それでもタミヤGPのレース速度なら大きな問題はないでしょう。 モディファイドのオープンレースとかで使うなら、 サーボセーバーは廃止して、KOの強化形ダイレクトサーボホーンとかを使ったほうがいいでしょう。 ただし、当てたら当然、サーボは壊れます。当てない人にのみ許される仕様です。 |
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リンケージを反対側から見るとこんな感じ | |
<16>サーボステー Evo3に付属のサーボステーは、ローハイトの超小型。これナイス! TB-01と異なり、左右とも同じパーツです。 なお、Evo3では使用できるサーボのサイズが決められています。 私は、特に考えもせず、最初からフタバS9550を使うつもりでしたが、予定どおり(?)、 すんなりと付きました。9550なら大丈夫です。このサーボ、サイズ、重量、速度、トルクとも、 昨今の電動ツーリングカーにまさに「ベスト」といっていいと思います。 もう私はここ2年、コレばっかり使っています。価格も、フタバ産業なら「5800円」と ミドルクラスサーボか!?って思うくらいこなれています。 もう、デジタルサーボが1万円以上する時代は終わりました。 これから買うならデジタルでキマリですね。 |
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<17>シャフトとのクリアランスは こんな感じです。このタイト感がナイスですね〜。 サーボの耳は、シャフトに当たるのでカットの指示があります。 サーボの使い回しはあまり考えないほうがいいでしょう。不可能じゃありませんが・・・。 |
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<18>上から見た全景 ちょっと写真が暗くてごめんなさい。 なるべく絵が歪まないように写真を撮りました。アライメントはほぼ写真イメージどおりです。 フロントはゼロないし若干トーアウト、リヤはキットどおり3.0度のトーイン、というのが 作例での当初の設定値です。この後の変更については「Tips」にて随時紹介します。 |
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<19>横からの全景 シャフトドライブ車特有の、いかにも非常に重心が低そうなプロポーション。 ここまでシャシーが低くなると、最終的な重心の高さを左右する最大の重量物として、「ボディ」の問題が 俄然クローズアップされてきそうです。 |
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<20>シャシー裏側 全幅は従来よりかなり狭まりましたが、ストレートパック専用で考えたら、まだまだ追い込めそうです。 でも、ストレートパックでそんなニーズ、タミヤGP以外にないよなあ・・・(笑)。意味ないか。 |
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シャシー前半分の下側。黒いのがノーマルの鉄ビス、白っぽいのはoptのチタンビスです。 キット付属の鉄ビス、特にガンメタ塗装のタッピングビス系は、鉄とは言っても比較的 軽い素材になっているようで、あまりチタンビスに交換するご利益がありません。3000円くらい かけてフルチタン化しても、20gくらいしか軽くならないなら、要所のみホドホドに使って、 ピロボールとか、ユニバ、スタビエンドボールをoptのアルミ製に換えたほうがよっぽどいいでしょう。 | |
こちらはシャシー後ろ半分。こちらもやはり、擦れやすく、慣性モーメントに響くオーバーハング
(アクスルより外に出ている部分)部分のみ、チタンビスに換えています。 スパーギヤが見えますが、作例では小さい90Tのほうを装着しています。 |
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<21>フロントセクション全景 さて、ここからは「Tips」<8>〜<13>でのコメントのベースとなっている、シェイクダウンテスト時のセッティングを写真でご披露します。あくまで「様子見」ですから、これがベスト!なんて思わないでください。メチャクチャでもないと思いますけどね。 |
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<22>リヤセクション全景 |
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<23>フロントセクション(正面) これじゃロワアームの具合が分かりませんよね。失礼。 基本的に「水平」になるくらいで良かったハズです。 |
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<24>リヤセクション(後面) 結構まともそうに見えるんですが、実は「Tips」(12)にも書いたとおり、リヤ車高は8mmもあったことが判明。しかもリバウンドは1cm近くも。目分量でいい加減にセットしたにしても、いつもと比べて見込みとのすごい誤差。恥ずかしい〜(笑)。当然、直ちに6mmに落としました。 |
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<25>フロントサスの暫定セッティング こんな感じです。必要があれば各部を良く見てご自分のクルマと比べてみてください。 |
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ロワアームのサスピンに装着する3mmスペーサーの位置はキット標準のままです。 この状態でタミヤツーリングカー標準のホイールベース257mmが得られます。 | |
フロントのスタビは、このくらいの位置にエンドボールを固定。 フロントのバネが柔らかくなってしまうので、スタビでロール方向の帳尻を合わせようと 固めにしています。最近のタミヤ車はバルクヘッドのスタビ支持部がかなりマトモになり、 ちゃんとスタビが仕事をするようになったので、1mm程度のちょっとしたエンドボール位置の変更でも 結構効いてきます。ただし、とりあえず当てずっぽうの暫定セットです。 | |
<26>フロントワンウェイカップのシム ジョイントカップはTA-04用と同じなため、位置合わせのためキット標準でワッシャーを入れるようになっています。 optのEvo3用ワンウェイジョイントカップでは、最初からこのスペーサー分まで含めた形状に改められているので、 今後はそちらを使うユーザーが増えそうです。でも、TA-04用でも使えるってコトです。 |
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<27>リヤサスの暫定セッティング |
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リヤのサスアーム位置(スペーサー配置)も、とりあえずキット標準のままです。 | |
フロントもそうなんですが、アッパーアームになっているターンバックルシャフト、これは余裕があったらぜひoptのチタン製にしたいですね。結構、重量差ありますよ。重心も下がるし、軽量化にもなるし。価格が高いけど。 ワタクシはたぶん、このクルマで今年レースに出ることはないのでoptテンコ盛りにするのはちょっと気が引けてるんですが・・・。 |
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リヤのスタビボールエンドは、「ほぼ」最弱位置にセット。通常、この位置が「最弱」と考えがちですが、 実際には、イモネジ部から先の長さ分、もっと伸ばして弱くすることが可能ですよね。 結構、違いが出ますから「イザ」というときは使える技です。 | |
<28>スタビホルダーのセット(リヤ) バルクヘッドのスタビホルダー部ですが、これ、スタビの線径によってエラく差が出ることに気付きました。グダグダ言うより、見てもらったほうが早いので写真で紹介します。 |
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これはリヤ、というより「赤」のスタビを使った場合の写真。
スタビホルダーがピッタリとバルクに接している「ように見える」のですが、どっこい、
少しガタが生じます。そこで、スタビホルダーのイモネジ穴を使ってイモネジでスタビのガタを
取ります。このへんは取り説のとおりの話ですけどね。 ガタがなく、かつスムーズに動くよう調整しましょう。 |
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<29>スタビホルダーのセット(フロント) こちらは「黄色」を使った場合の見え方です。 もはやイモネジは不要ですネ。 やはり、ガタがなく、かつスムーズに動くよう調整します。 |
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以上でシャシー紹介はおしまい! 気になる全備重量ですが、写真に紹介している構成で、360モデナボディを装着して、「1525g」でした。 ひとこと。「かるい!」 ピロボールこそ全面的にアルミ化しましたが、 04ノーマルサスアーム、04ノーマルフロントナックルへの換装による若干の重量増、 キット標準のスチールビスの半分くらいと、かなり重いスタビエンドボール、スチールユニバ、スチール製ターンバックルをそっくり生かしたままであることを考えると、 あと30g程度は簡単に軽量化できそうです。タミヤGP狙いでないなら、コーセーから出ている、850ベアリングを1150にする デルリン製「ベアリングアダプター」を使えば、さらに6g程度の減量と、さらなる駆動抵抗の軽減が可能です。RCメカのケース外しとか、その気になればすぐ1450gくらいは到達するでしょう。ウエイト積みのウデが鳴りそう!? 話では、あの谷田部アリーナにもEvo3パーツが置かれるようになったとか。谷田部はヨコモ色を排した運営なので他社製品も置きますが、タミヤツーリングの取り扱いは確かTA-02以来のハズです。それだけEvo3にはユーザー層の広がりを期待してる、ってコトでしょうか。各地のレースシーンでの活躍が楽しみですネ! |