(posted on 10/05/02)
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XB ビームスインテグラ(TT-01)


2002年5月の静岡ホビーショーに出展され、
その大胆かつ洗練された設計に誰もが目を見張った
注目の新シャシー、TT-01。
「XB-PRO」シリーズとしてこの8月にいよいよ発売されました。
工場完成済みフルセット(RTR)のXB(=エキスパートビルド)モデルとはいいながら、
見るからに走りそうなそのルックスからしても、そのポテンシャルは侮れません。
果たして、その実力は!?
RCTふぇら〜り伊藤が徹底チェック!




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コンパクトな前後のオーバーハング、低いルーフと、いかにも走りそうなボディ。optの「軽量ウイングセット」が後付けできるよう、リヤハッチ後端には穴あけの印があらかじめモールドされています。XBの説明図には記載されていない(TL-01LAの取説には記載アリ)ので、XBチャレンジでは使用できないかも知れませんが、ま、どーせ、あまりうるさいことは言われないでしょ。
ウイングは実車の3次元形状を忠実に再現。RC用としてはダウンフォース不足ですが、こういうウイングで540モーターと組み合わせたストックレースがもっと盛んになるといいと思います。
送信機は新設計のEXPEC(エクスペック)。徹底的に簡素化しながらも、ステアリングサーボのリバース機能はしっかり残しています。CPR-01と組み合わせての使用を前提としているため、スロットル側のリバース機能はありません。また、充電ジャックもないので、バッテリー使用時は電池ボックスからいちいち取り出して充電する必要があります。 電源スイッチ、交換式クリスタル(もちろんAMナローバンド)、トリムの配置 右側にはステアリングサーボのリバーススイッチと電源ランプ
スロットルトリガーには、ちゃんとストッパーがモールドされていて、「握り過ぎ」によるトリガー破損を防止。バックのストロークのほうが大きいのですが、これはご愛嬌。 「Made in Philippines」の刻印。1991-2002というのはどういうこと?昔のQD用のプロポの型を流用したってことかな?確かに全体のフォルムはそっくりですよね。まあそういうことでしょう。 電池は底面から入れます。充電ジャックはありません。
興味本位で送信機をバラしてみました。基板はたったこれだけ!片面単層基板のせいでしょうか、やたらジャンパー線が多いです。筐体は横向きになっています。左側に見える半固定抵抗はステアリングホイールのもの、左下の穴はリバーススイッチの穴です リバーススイッチですが、ステアリング側のみの設定で、スロットル側は基板に跡だけ残っています。コスト削減で廃されたのでしょう。試しにスロットルトリガーの配線を逆にはんだ付けし直してみたのですが、見事に失敗。単に半固定ボリュームの極性を変えただけではリバースできないようです。試し一般のAM受信機とサンワ・バトルファイターという古い入門用アンプで試したところ、逆転作動してしまい、ダメ。フタバのアンプならいいのかな。他社のアンプはまだ未検証です。RTRモデル付属のプロポとしては、充電ジャックやデュアルレートまで付いてる京商製が一番機能的には充実してますね。 こちらは基板の右半分。ここに映っている「石」がすべての信号処理を担っています。
シャシー上面全景 シャシー底面全景 付属の1300カスタムパック。「中国製」というだけで製造番号もない汎用品。
その付属バッテリーですが、試しにRCTの標準的な放電テストを行い、比較してみたところ、やっぱり「値段相応」の性能でした。最初、手にした瞬間から、圧倒的な軽さにびっくりしました。確か260g程度と、2400や3000より100gも軽いんです!容量が少ないわけだ シャシー前部の底面。バルクヘッドとメインシャシーの接合面がなだらかに丸く、幅も広いのでクラッシュによる接合部のズレが生じにくい優れた設計です。取り付け用ビスもわずか2本!メンテナンス性も大幅アップ。 バンパー部は、前後共通のデザイン。バルクヘッド先端から先が滑らかに持ち上げられているため、パイロンなどにシャシーが乗り上げた際にもシャシーへのダメージは最小限ですみます。取り付けもビス3本と標準的。
スポンジが付かないリヤ側バンパーは、中央のハンドル状の造形が取り扱いの勝手を向上させています。 バンパー中央部には長方形の穴が開けられており、そこに前後に分割されたギヤケースの底部がカシめられてビスを使わずにギヤケースが組みあがるようになっています。しかも合わせ目の精度が良く、ゴミやホコリの侵入を完璧にシャットアウトしています。この部分もなかなかに素晴らしい設計だと思います バンパーを外すと、このようにギヤボックスが剥き出しに。あとは上側のビス2本を緩めるだけでギヤボックスがバラせてしまうという、非常に合理的な設計です

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