posted on Dec 11, 2006
(updated on Dec 12, 2006)


タミグラマスター&

チャレンジカップFINAL 2006(2)





TRFチャレンジャーとしてワールドチャンピオン決定戦にも複数回参加経験のある瀬戸選手(東京から参加)。 3週間前から週末ごとに練習に通っていたというだけあって、チャレンジカップクラスで貫禄のAメイン入り。 タミグラに限らず、彼のレースへの意気込みと努力にはいつも本当に驚嘆させられます。
タミヤサーキットと静岡駅の間にお住まい、という、まさにタミグラのために生まれてきたような?環境に 恵まれてる地元のタミグラフリーク、石川P4さんのピット。レースのほうも上位に食い込んでさすがの走りでした。
石川さんのサイト「rc64net」もよろしくネ!
カメラを構えた場所の脇に、ちょうど前日知り合った新潟からお越しの 「TASTE-ASURADA Racing Niigata」の皆さんが陣取ってらっしゃいました。前日に練習の予定が雨でキャンセルされたため、 苦戦しながらも決勝までには良い方向を見出して善戦されていましたヨ。地元では 長岡のコックピットさんをひいきにされているそうです。 お店のほうもどうぞよろしく〜。
顔馴染みの選手のピットを訪問した際に、たまたま隣合わせで出くわしたのが、 「Joren's(ジョーレンズ)」というショップを経営し「ZERO MAX」ブランドのエクイップ&パーツをプロデュースされている 山口県下松市の内田さん。ここにご紹介するのは、内田さん手製の恒温槽です。外箱が「刻みネギ」と書いてあった 発砲スチロール箱だったのでミョ〜に気になってツッコミを入れたところ、中身はさらに仰天モノでした。
聞くと、「熱帯魚用のヒーターとか廃棄PCの電源ボードとかファンとか、ありあわせで作ったもの」だそうです。 要はヒーターの熱をファンで散らして発泡スチロール箱で断熱していると。 コレでバッテリー温度は25度くらいになるそうです。単にバッテリー暖めるだけならタイヤウォーマーや使い捨てカイロでも できちゃうんですが、温度分布のムラを極力排除しようとすれば、恒温槽がベストであることは間違いありません。 「廃品利用」で産まれたこのアイデアには脱帽。

さらに、内田さんが見せてくださったのが、こちらの商品。
要するにKOのアルティメイトショッキーと同じような、基盤式のショッキーなんですけど、 唯一最大の特徴が「耐熱タイプの大容量ショッキーを採用」という点。これは「Joren's」さんが普段、 スポマン(JMRCAツーリングカー・スポーツクラス)を念頭においたショップ運営をなさっている 関係です。


昨今のオープンレースシーンでは、バッテリーの大容量化もあって、モーターマウントが100度を超えたり、 熱によるエポキシ樹脂の強度低下で走行中にモーターがブローアップするほど、性能アップがエスカレートして
います。 IFMAR世界戦フォーマットの6セル規定のエキスパートクラスでは、最高速度が時速80キロ(!)を超える世界だそうです。 スケールスピード800キロ・・・。いまやラジコンレースは文字通り「音速」の領域に近づいてると(笑)。

・・・ま、それはどーでもいいんですが、ともあれそれだけ発熱がヒドいと、走行中の加熱でショッキーがブローアップ してしまうことも容易に察しがつこうというものです。だから耐熱性が重要だと。とりあえず105度までは 素子レベルの保証があるようです。タミグラでそんなに極限的な状況は生じないでしょうが、興味ある方は 「Joren's」さんのサイトを訪れてみては?

予選の合間には、2回ほど「タムテックギア」のポルシェ934がデモ走行。

先日のタミヤフェアで展示されていたボディが 結構ゴロゴロ、ガツンガツンしてたので、見てるほうがちょっと心配しちゃいましたが、まぁ、展示用にはまた新しいのを 作りゃあイイんですわね(笑)
934キット(GT-01)には、従来のGB-01用より出力アップしたモーターが標準で同梱されるとかで (あくまで現地の噂)、デモ走行でも 思いのほか軽快でパワフルな走りを披露していました。この写真でもチラリと見えるとおり、 バッテリーはタミヤの黄緑パックで、インテレクトとかでズルしてるわけでもなかったようです。 気になってたタイヤグリップについても、キット標準仕様で走る限りは問題なさそうでした。 滝博士いわく、「ちゃんとロールしながら走るクルマ」が開発テーマのひとつだったそうで、 それは十分に達成されています。

934の走りっぷりについては、後日、 「RCT-TV」でもご紹介したいと思っています。お楽しみに!
その昔、エンジンRCカーレースでは結構鳴らしてたという滝博士もデモ走行を楽しんでました
デモ走行を担当したタミヤスタッフの皆さん
さてここからはちょっとレース画面に戻って・・・。

電飾R34・Z-Tuneで夕暮れ迫るタミヤサーキットをブイブイ走ってたのは、CメインTQの兎子尾(としお)選手。 こんなボディでB〜Cメインを張れるその腕前と電飾による重量増をいとわない心意気に拍手。 撮影した角度の関係で写真の映りはイマイチですが、実際はもっとビカーっと光ってましたよ!
さてこちらはもっとボケボケでショボい写真で恐縮なんですが、先月のワールドチャンピオン決定戦に引き続き、 今回のチャレンジカップでも、唯一、TRFサトシ&キヨ選手を相手に横綱相撲を展開していた荻原選手のSC。 う〜ん何でこんなにいつも速いんだろう〜??他の人も名うての名選手ばかりなのに・・・。 とにかく凄いです。
サトシ選手が電飾RX-7でみんなを追いかけ回すの図




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